清水橋再アルカリ化工事
コンクリートのアルカリ性が低下すると、内部の鉄筋が腐食しやすくなり耐久性が低下する。「清水橋」でも中性化が進行しており、再アルカリ化工事が必要と判断された。 今回採用された工法は、「デンカテクノクリートシステム」の「アルカリート工法」である。本工法は中性化したコンクリートに電気的にアルカリを再付与し、再生化する補修工法である。
外部電極設置完了
吹き付け作業
工事名 | 第2県単橋梁整備(通常事業)工事(清水橋) |
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工事期間 | 平成17年7月~8月(再アルカリ化工事) |
発注者 | 鹿児島県 |
元請会社 | 株式会社ケイテック |
下請会社 | 福地建設株式会社(株) |
施工方法 | 「アルカリート工法」のうち「ファイバー吹き付け法」 |
電解質溶液 | 炭酸カリウム使用 |
仮設陽極材 | 溶接金網Φ3.6 #100使用 |
再アルカリ化工事について
再アルカリ化工事とは、コンクリート構造物の表面にアルカリ性の電解質溶液、陽極材、保持材からなる仮設陽極を設置し陽極材からコンクリートの中の鋼材に直流電流を一定期間流すことでコンクリートへアルカリ性の電解質溶液を電気浸透させ、中性化しているコンクリートのアルカリ性を回復させる工法である。
再アルカリ化工法のシステム概要図
施工の流れ