テクノクリート施工/研究会

施工事例

CASE STUDY

日光宇都宮道路清滝高架橋及び室瀬高架橋補修工事

塩害を受けたコンクリート構造物の補修工事は、損傷した部分を取り除いた後、断面修復材などで復元することが一般である。しかし、凍結防止剤で劣化した道路橋の「遊間部」と呼ぶ桁の隙間や桁の下面部を補修した事例は少ない。これは狭い隙間を確実にハツリ、断面補修する確実な方法がなかったためである。ウォータジェットによる遊間部のハツリ工法の開発に伴い、遊間部の断面修復を急硬性モルタルと吹き付けモルタルにより施工した。

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    下面鉄筋部分への吹付け状況(その1)

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    下面鉄筋部分への吹付け状況(その2)

工事名 日光宇都宮道路清滝高架橋及び室瀬高架橋補修工事
工事期間 清滝高架橋  平成15年6月~11月
室瀬高架橋  平成17年6月~8月
施工種別 塩害対策
工事規模 清滝高架橋  橋脚 6基   橋台 3基
室瀬高架橋  橋脚 4基   遊間部 2箇所
施工業者 二次下請 創和ジャステック建設(株)

床版及び橋脚断面図

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補修の設計仕様

1) 床版下面は、ポリマーセメントモルタルの湿式吹き付け工法 t=60~80mm
2) 橋脚側面は、     同    上           t=110mm
3) 橋脚天端は、流動化コンクリート t=150mm
4) 遊間部桁端は、超速硬無収縮モルタルグラウト t=60mm

材料の選定

1) ポリマーセメントモルタルは「デンカスプリード」を使用。
2) 遊間部の超速硬無収縮モルタルは、「デンカハイプレタスコン」を使用。
3) 流動化コンクリートは「ポゾリスNP-20」を使用。
4) 防錆剤は「デンカRIS111防錆ペースト」を使用。

施工要領

モルタルの流し込み及び吹付けの工事フロー

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