
アルカリート工法
再アルカリ化工法/テクノクリートシステム
再アルカリ化工法とは
中性化とは、空気中の二酸化炭素や水がコンクリートの毛細孔・空隙から浸入 することにより水酸化カルシウムが炭酸化してコンクリートのPHを低下させる 現象をいいます。
この現象により鉄筋周辺のコンクリートが中性化することにより 鉄筋が錆び、その膨張力によってコンクリートが破壊されます。
アルカリート工法は、中性化を受けたコンクリートを電気化学的浸透原理により、 コンクリートにアルカリを再付与し、健全な状態に再生します。

工法の特徴
- 短期間処理可能(標準通電期間 2週間)
- ほぼ非破壊で処理可能
- 処理効果を処理後、容易に確認できる
- 再生システムのため、施工後全ての設備を撤去できる


アルカリート工法の施工手順
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処理前の中性化深さの測定
1.
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コンクリート表面の処理(絶縁処理)
2.
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鋼材への陰極の接続
3.
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陽極材の仮設材設置(ファイバーと溶液の吹付)
4.
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直流電流の通電(1A/m2)
5.
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アルカリ溶液の供給
6.
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再アルカリ化効果の確認
7.
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撤去・清掃・片付け
8.